近年、高度経済成長期に建設された道路構造物の老朽化が進み、その対策に要する費用は将来確実に増加し、特に北海道では、積雪寒冷地という地域特性から凍結融解などの損傷や老朽化による損傷が拡大する等の傾向があります。
　現在、愛別町では管理する橋梁が59橋あり、このうち高齢化（供用年数50年以上）した橋梁は全体の約2割弱ですが、10年後には全体の約70％、20年後には約90％の橋梁が高齢化を迎え、今後急速に高齢化が進行していきます。このままでは、ある時期に集中して橋梁の修繕や架替が必要となることが予想されます。
　修繕や更新予算の平準化を図るため、事後保全から予防保全に転換を図ることにより橋梁の長寿命化を図り、ＬＣＣ縮減と幹線ネットワークの安全性・信頼性を確保するため維持管理計画が必要不可欠です。
　このため、道路橋の長寿命化修繕計画を平成２５年７月に策定し、それに基づき修繕を行ってきましたが、このたび全管理橋梁の近接目視点検が終了しましたので、その結果に基づき橋梁長寿命化修繕計画の見直しを行いました。